ワークフローの設定
英語のDrupal 8 workflow に関する説明は ここから
overview and sample workflow
customize the workflow configuration (Reviewステータスを追加)
Drupal 8 Workflow video
Drupal 8 Workflow Notifications with Rules Part 1
Drupal 8 Workflow Notifications with Rules Part 2
Changing the Default Content Moderation State in Drupal 8
Drupal 8 Workflow Notifications with Rules Part 3
動作環境: Drupal 8.4.3
基本設定:
ユーザーの役割
匿名ユーザー、承認済みユーザー、管理者、決裁担当
ユーザーごとに役割を設定します
シンプルなワークフロー
コンテンツの作成 ー> 非掲載で保存 ー> 決裁者が確認し掲載 するワークフロー
手順の概要
コンテンツタイプを作成し、標準の「掲載オプション」で「掲載」「フロントページへ掲載」を非設定(チェックを外す)にします。
権限の設定で、作成したコンテンツタイプ(My News)に対して、承認済みユーザーは作成や編集はできるが、掲載(発行)は決裁担当のみ実行できる設定にします。
決裁担当のみに、「コンテンツの管理」「コンテンツアクセス制御を迂回する」を権限設定します。
承認済みユーザーは、
「コンテンツ概要ページへアクセス」「すべてのリビジョンを表示」「自分の非掲載コンテンツを表示」「公開されたコンテンツを読む」「My News: 新しいコンテンツを作成」「My News: 自身が作成したコンテンツの編集」「My News: リビジョンを戻す」「My News: リビジョンを表示」 などを設定します。
上記の権限設定では、承認済みユーザーがコンテンツを作成し、決裁者が確認して掲載するワークフローです。掲載後は、決裁者以外のコンテンツを作成した承認済みユーザと決裁者は編集可能です。
コンテンツを作成した承認済みユーザーは、「My News リビジョンを戻す」権限が設定されていると、自分が作成したコンテンツは、リビジョンを戻して編集可能となります。 「My News 自分が作成したコンテンツの編集」を決裁者のみにすれば、承認済みユーザーは、新規にコンテンツを作成し、1回目の掲載は決裁者ができますが、それ以降はコンテンツをコピーして新規にコンテンツを作成するような手順となります。
できれば、決裁者がリビジョンを戻して、承認済みユーザーが非掲載で編集し、決裁者が掲載するようなワークフローが好ましいと思います。其のためには、「WorkFlowモジュール」と「Content Moderationモジュール」を有効にすることで改善できます。 詳細は下記のWorkflowモジュールを使う場合を参考に。
さらにログイン後の管理画面での権限設定として、承認済みユーザーには「管理ページとヘルプを利用」「管理用テーマの表示」「アドミニストレーション ツールバーの使用」などの権限を付与します。
コンテンツの追加
承認済みユーザーはコンテンツ(My News)を作成・編集できるが、掲載(発行)できない設定、決裁担当者のみ「掲載」や「プロモーションオプション」が設定できる、シンプルなワークフローです。
決裁担当者のコンテンツ編集画面
Worklowモジュールを使う場合
拡張機能の設定
管理画面 -> 拡張機能 でWorkFlowモジュールとContent Moderationモジュールを有効にします。
ワークフローの設定
管理画面 -> 環境設定 -> ワークフロー でデフォルトのEditorialワークフローを編集するか、新規に追加します。
デフォルトEditorialワークフローの設定
デフォルトEditorialフローで運用する場合は、このワークフローを適応させるブロックタイプおよびコンテンツタイプを設定します。
「このワークフローの適用先:」で、コンテンツタイプ My News を選択し保存します。
ワークフローの動作設定は、「状態」の中で、設定します。 例えば、publishedの場合は、デフォルトで「Create New Draft」「Publish」「Archive」の3種類で、
「Publish」の状態の設定で、ステータス遷移<推移>(transition)は、例えば、「Create New Draft」の設定は
「新しい状態を追加」で設定が可能です。
「推移」の設定は、例えば、Publish の場合は
「遷移を新規追加」で設定が可能です。
権限の設定
Workflowの設定管理機能(システム管理者向け)
ワークフローの遷移や状態などの設定
承認済みユーザーはDraft状態のコンテンツを作成し、その他の動作は決裁担当が行なう設定です。
コンテンツの編集で、権限により動作を設定しています。例えば、決裁担当者は、Drfatに戻したり、掲載(発行)したり可能です。
承認(Review)申請を追加設定
原稿作成 <-> 承認申請(Review) <-> 発行(発行) のプロセスを追加します。
Editorialのワークフローに、「状態」Review を追加設定します。
「Review」の設定は、デフォルト
「推移(Transition)」に「Ready for Review」を、「送信元」に「Draft」、「宛先」に「Review」、Draft -> Review の流れで追加します。
その他、「Create New Draft」の「送信元」に「Review」、「Review」から「Draft」へ を設定
さらに、「Review」から「Publish」への設定を追加
以下のようになります。
これで、Reviewが使えるようになります。
また、必要であれば「Archived」を「Unpublish」という名前に変更するとわかりやすいかもしれません。
このようなワークフローの動作とステータスの遷移などを実際の運用にあわせて設定します。