Linuxコマンドのyumについて、良く使う機能を説明します。
★コマンドの概要 RedHat系のOSで使われていたRPMパッケージを管理するコマンドで、現在は他のLinux系OSでも動作可能です。RPMパッケージのインストール、アップデイトなど、管理するのに最適です。RPMコマンドよりも馴染みやすい感じが良い点だと思います。
★良く使う事例
check-update アップデイト可能なRPMパッケージを参照表示
clean (clean all) ダウンロードした古いパッケージや情報を削除
info 利用できるパッケージの情報
install インストール パッケージ指定も可
list installed インストール済みパッケージ表示
list updates アップデイトできるパッケージ表示
provides パッケージ名 パッケージ内のファイル一覧
remove 削除 パッケージ指定も可
update アップデイトできるものを更新 パッケージ指定も可
★64ビット環境でインストールしたが、32ビットRPMも含まれる場合、以下の手順でクリーニングして、64ビット環境としてアップデイトする、手順です。
まずインストール済みの32ビットRPMを表示 yum list installed *.i386
32ビットRPMを削除 yum remove *.i386
アップデイト可能な64ビットRPMを表示確認 yum list updates
その後 アップデイト実行 yum update
削除について
もし依存関係でパッケージを削除できない場合は
rpm -ev --nodept パッケージ名