Drupal の基本機能
デフォルトインストールで設定される機能の概要
タクソノミー(Taxonomy)
タクソノミー( tax・on・o・my / tæksάnəmi ) は分類学、分類法、分類体系というような言葉の定義で、Drupalでは、サイトコンテンツで使われる言葉(単語)をタグ(ひも付け、関連づけ)やターム(term, 用語、術語)のかたまりとしてボキャブラリを設定して、Webサイトのすべてのコンテンツか分類、ひも付け(タグ)で管理します。
ブロック
ブロックで、デザインテンプレートで定義されているさまざまブロックにメニューやコンテンツを表示設定できます。 「ブロックリュージョンを表示」でレイアウトを確認出来ます。
備考:
「特定ページでのブロック表示」の設定で、「以下のページのみ」を選択した場合は、
page1
page1/*
と設定することで、page1を表示もしくはその下位階層のページを表示したときにそのブロックが有効になります。
検索
検索できる文字数は、デフォルト設定では3文字なので、2文字に変更する場合は、 管理機能 > 環境設定 > 検索とメタデータ > 「インデックス付けの設定」 の「インデックス付けをする単語の最小文字数」を3から2へ変更します。 ただし、文字数が少ないほど検索キーワードのヒット率は上がりますが、それに比例してデータベースの使用量が増大しますので、事前に検討しましょう。
URLエイリアス
別名(エイリアス)を付けることでサイトのURLパスを設定できます。例えば、ブログのページでは、作成日付と追加の番号でURLを表現する場合は、
Drupal7 ホーム » 管理 » 環境設定 » 検索とメタデータ » URLエイリアス (admin/config/search/path)
blog/[current-date:custom:Y]/[current-date:custom:m-d]/[current-page:page-number]
とした場合 blog/2012/08-14/1 になります
- ログインユーザー名をPATHに追加する場合
blogs/[user:name]/[current-date:custom:Y]/[current-date:custom:m-d]/[current-page:page-number]
- ランダムな数字にする場合
[random:number]
- イベント開催日を設定する場合
event/[node:field-event-date:value]
ただし、日付の表示フォーマットなどをチェックしましょう
- 環境設定タグ->PATHの更新動作、以下の設定はサンプルとして一般的な使い方です。
ダッシュボード機能
Drupal 7の標準コアにはダッシュボード機能が含まれております。
使用する場合は、モジュールの Dashboard 機能をONにし、ユーザ権限で Dashboard の「管理用ダッシュボードを表示する」権限付与します。
もし、ダッシュボードの項目を各ユーザが自分でカスタマイズしたい場合は、権限で Block の「管理ブロック」を権限付与します。
サイト管理者が承認ユーザにダッシュボードを設定して、承認ユーザが「管理ブロック」権限が付与されていなければ、サイト管理者が設定した内容のダッシュボード機能を使うことになります。
さらに、ユーザのカテゴリやユーザごとに設定を変更したりしたい場合、拡張モジュールを使います。
Homebox(Drupal.orgサイトで実装されているモジュール) dashboardify など
Private file
Drupal 7.26 の場合、管理画面 -> 環境設定 -> メディア ファイルシステム で「プライベートファイルシステム」のPATHを設定し、「標準のダウンロード方法」で「プライベートファイル Drupalが取り扱う」を選択します。
Privateファイルシステムの標準設定は、WebサーバがApacheの場合です。他のWebサーバはアクセス制御を別途設定します。
コンテンツタイプの中で、フィールドの管理に追加する画像やファイルのフィールドで、アップロード先をプライベートファイルに設定します。
保存されるディレクトリを定義します。 最初の / は必要ありません。 はじめてその画像やファイルをアップロードするときに、指定したディレクトリを、sites/default/files/private/ 以下に作成します。
Private ファイルの使い方は以下の英文マニュアルを参考にして下さい。
https://drupal.org/documentation/modules/file
Privateファイルは、標準で sites/default/files/private ディレクトリに .htaccess ファイルを作成します。その中で、 Deny from all などの簡単な設定をして、apacheなどからのアクセスを制御します。
Privateファイルは、公開されているホームページではアクセスできないディレクトリを設定し、そのディレクトリへアップロードする仕組みです。Drupalサイトへログインしたユーザは、このディレクトリにアクセスできます。
さらに、DrupalでそのPrivateファイルでアップロードしたコンテンツをページなどで公開した場合も、アクセスできます。
アクセスを制御するためには、Content Access などのモジュールを追加し、コンテンツタイプごとにユーザ権限を設定します。
ファイルのアップロードに関する設定は、php.ini .htaccess settings.php などの設定ファイルで、以下の内容を調整します。
file_uploads = On
upload_max_filesize = 24M
max_input_time = 300
memory_limit = 64M
max_execution_time = 180
post_max_size = 24M
upload_max_filesize = 24M